まだ何も決まっていない段階のご相談です。実現できるかどうかを含めて率直なご意見をいただきたく、現時点で考えていることをまとめました。条件をお持ちしたわけではありませんし、この通りにやりたいという話でもありません。「そもそも成立するのか」からご意見をいただければ幸いです。
芸能事務所に所属するタレントが、周囲に知られずに精神科の継続診療を受けられる状態を作りたいと考えています。
発端は、弊社の所属クリエイターが必要な受診をできず、通常のフローの外側で対応せざるを得なかったことです。芸能の現場では「病院に行ったことが知られる」こと自体が仕事に影響するため、不調を抱えたまま受診が遅れるという構造があります。業界全体で同じことが起きていると考えています。
弊社はインフルエンサー・タレントのマネジメントを本業とする会社で、医療には一切関与しません。やろうとしているのは「知られずに受診できる状態」をつくる段取りの部分だけです。
「誰が何の責任を持つか」で切ると、こうなります。レイヤーをまたいで責任を持つ人を作らないのが設計の要点です。
提携医療機関 / 診療・処方・急変時対応
薬局 / 服薬指導・調剤・匿名配送
モカ / 秘匿設計・窓口一本化・導線設計
この図の要点は2本のレーンが分離していることです。上(契約と金)は弊社が責任を持ち、下(医療)に弊社は一切入りません。2つのレーンが接するのは「取次」の一点だけで、そこを通るのは通名と連絡先だけです。
睡眠薬・抗不安薬の多くが向精神薬指定でオンライン初診では処方できず、30日処方制限もあります。精神科の初診をオンラインだけで完結させるのは実務上むずかしい、という前提で考えています。
つまり初診は対面。ここが導線として一番むずかしく、だからこそ弊社がやるべき部分だと考えています。
これは先生と患者さんが決めることで、弊社から指定するつもりはありません。ただ、保険診療だと健保組合にレセプト(傷病名つき)が流れる経路が構造的に存在するため、結果として自費を選ばれる方が多くなるだろう、とは想定しています。
この座組で一番気をつけているのが情報です。弊社が他社タレントの病歴を握っている、という構図を絶対に作らないようにしています。
| 情報 | 医療機関 | 薬局 | モカ | 事務所 |
|---|---|---|---|---|
| 実名・本人特定 | ○ 必須 | ○ 必須 | × | ○ |
| 診断名・病状 | ○ | △ 必要範囲 | × | × |
| 処方内容 | ○ | ○ | × | × |
| 受診したという事実 | ○ | ○ | △ 枠の消化状況のみ | △ 事務所の運用次第 |
弊社が扱うのは通名・連絡窓口・予約枠の消化数・配送の到達確認だけで、それ以外は一切持ちません。これは契約書にも明記するつもりです。
弊社は判断しません。即座に医療機関側へ渡し、記録だけを残す。この手順を運用開始前に決めておきたいと考えています。ここをあいまいにしたまま始めるのが一番危ないと思っています。
| お金 | 誰から誰へ | 弊社を通るか |
|---|---|---|
| 診療費 | 患者さん → 医療機関 | 通しません |
| 薬剤費 | 患者さん → 薬局 | 通しません |
| 枠確保料 | モカ → 医療機関 | 定額でお支払いします |
診療費は患者さんから直接お受け取りください。弊社の口座は通しません。それとは別に、枠確保料を定額でお支払いします。時間外枠の確保や連絡体制の待機など、診療していない時間に対する対価という位置づけです。
「診た人数に応じてお支払い」という形にすると、医療機関側が「送られた患者数に応じた対価」を受け取っているという構図になり、先生側に不要なリスクが生じます。定額にすればこの論点は生じません。弊社の都合ではなく、先生をお守りするための設計としてご理解いただければと思います。
金額は、どのくらいのお時間を割いていただけるかをうかがってからご相談させてください。先に額を出して枠を決めてしまうより、そちらが順番として正しいと考えています。
2025年の医療法改正でオンライン診療が法制化され、2026年施行。指針の内容が医療法施行規則に組み込まれ、都道府県知事による是正命令・業務停止命令の対象になりました。管理者には届出義務と医師への研修受講義務が課され、保険診療だけでなく自由診療にも全面適用されます。この座組は正規のルートに乗せる前提で考えています。グレーな運用でやるつもりはありません。